鎌倉の大仏をたずねて(探訪記)


江ノ電 長谷駅から、お土産屋さんの並ぶ狭い歩道を通り、人並みが途切れる行きつくところに「高徳院清浄泉寺(こうとくいんしょうじょうせんじ)」がある。

 

 

 
このお寺に鎌倉の大仏がある。
 
 
高さは座台を含めると13メートル、重さは121トンと巨大であるが、塀の外からも門からも見えずに近くに行かないと見えない配置になっている。
奈良の東大寺は大仏殿の中にあるが、鎌倉の大仏は、365日24時間外である。
そのためか、堂々とさわやかな感じがする。青空のもとが似合う。
 
 
 
鎌倉の大仏の最初は木造で、暴風雨によって倒壊したらしい。その後建長4年(1252年)青銅の大仏が鋳造され、このとき一緒に大仏殿も建立されていたが、室町時代に大地震による津波で 倒壊。それ以来、坐像のみ残っている。廃れた時代もあり、1712年増上寺の祐天上人が豪商野島新左衛門の協力を得、寺と大仏を復興して現在に至っている。
 
この大仏のお腹に入ることができる。有料だがわずか20円
期待を膨らませて入るのだが、薄暗い青銅の模様が見えるだけでいささかがっかりではあるが、視点を帰ると大仏様のお腹に入れることは想像つかないありがたいことである。
 
 
 
このお寺は大仏のためのお寺のようで、鎌倉という土地のためもあり敷地もせまく、東大寺と比較してしまうと真逆である。
 
 

 鎌倉大仏について