奈良 長谷寺をたずねて 



全国にある長谷寺の総本山とあって、全国から参拝客が来ているようだ。
私がおとずれた時も「栃木」「千葉」の団体の信者さんが来ていた。
それに加え、紅葉を見に観光客が大勢いたので、活気を感じるぐらいの人であった。
 

拝観料を払い、仁王門へ


仁王門をくぐるとゆるやかに長い登廊(のぼりろう)に圧倒される。石段は399段あるらしい。一段一段は高さは低いので、室生寺の階段でのしんどさは比較にならないが、それに加え長谷寺はこの登廊で雨風がしのげ、長い間参拝者のお参りを助けてきたありがたみが感じられる。
長谷寺は広大な敷地に四季折々の花が咲いて一年中観光客が多いらしい。秋の紅葉もきれいであるが春の桜や牡丹、紫陽花も見ごたえがあるらしい。そうした人々を引き寄せる身近さが長谷寺なのであろう。
 


登廊(のぼりろう)をのぼりきったところに国宝の本堂がある。
本堂はどっしりとした建物で、本堂内には、御本尊である「十一面観音菩薩像」10.18メートルが人々を圧倒する。十一面観音菩薩の左手には瓶を右手には杖を持っている。そんなことを見ている間に自分でも気がつかないくらいに思わず両手を合わせて拝んでいた。
 

 


本堂には、下界を見下ろせる広い舞台がある。そこから眺めると紅葉がきれいに見える。また遠くに五重塔がそびえているのも見える。ここからの見晴らしは最高に良い。
 

 

 


五重塔までかなり距離があるかなと予想したが、すぐたどり着いた。五重塔は割とこじんまりしたものだった。

 


長谷寺では、お坊さんとよくすれ違った。若いお坊さんが元気よく動いているため、明るい雰囲気が感じられた。

 

 
相変わらず、人が押し寄せてくるが長い登廊を下山した。


また春の牡丹のシーズンにでも来たい。