向上寺三重塔をたずねて



曹洞宗潮音山 向上寺は、生口島(いくちじま)にある。
今は、しまなみ海道ができたので、本州から車で行けることができるが、昔は船のみである。見今回は、三原駅⇒三原港⇒船で生口島瀬戸田港のルートで行く。

 

 


三原港へは、商店街をまっすく行く
 



船で25分、時間的には結構かかる。
自転車で船に乗る人が多いのは意外だった。
自転車は生活ではなく、レジャーサイクリングでのお客である。
船は小型のため、音と揺れはかなりあるが、油のにおいで揺れながらほどなく着いた。
 

 


瀬戸田港から3分ぐらい少し歩くと入り口の看板がある。
 




そこからは、狭い家の路地を行く感じで10分ぐらいで山の上部に着く
そこに向上寺がある。
 


 

遅かったこともあり、人がほとんどいない。というか誰もあわなかった。
そのこともあり、時間が止まった感じと静けさがある。
おそらく、この島の人は、このお寺は1400年生観世音菩薩を本尊として開山された。



 

 

山の高台にそそり立つ三重塔。
瀬戸内海を見渡せる頂上にあり、この敷地はお寺と公園になっているため、
三重塔の裏をあがって頂上から三重塔を見下ろせるようになっていた。
 



静かで時も止まっていた。
 


ゆっくりとした時間の流れで急いで帰る気にもならず、一泊しよう決め、観光案内パンフレットに書いてある宿に片っ端からといっても数軒だったが、どこもいっぱいだった。
5月の連休ということと「しまなみ海道」で車で行けるようになって観光的に盛り上がっているとのことだった。小さな島なので一人ぐらい泊まれるだろうと見くびってしまった。
 しょうがないので船で帰ることにしたが、帰りは尾道港に向かった。


尾道港



 



尾道の港と駅が近い。連休でイベントをやっていたこともあり、すごいひと。
三重塔の静けさと時の流れがいっきに現実に戻ってしまった。