京都 法界寺をたずねて



通称 「ひのやくし」日野薬師

日野の山里。住宅が立ち並び大分雰囲気は違うが静かなところでした。

今回は法界寺からは、他に寄れそうもない場所なので、法界寺から、鴨長明・方丈庵跡に寄り、一日すごすことにした。


行きは京都駅から、JR奈良線に乗り六地蔵駅まで。
1月6日、今日まで休みの人も多く、電車は途中の伏見稲荷目的のお客さんがほとんどでした。
六地蔵駅で降り、バス停を探したが見つからず、通行の人にバス停を訪ねたが、地元の人もバスに乗らないらしくわからないと言われたのには多少驚いた。うろうろと自分で探していたらなんとか見つかりました。
バスは15分程待ったが、乗ってしまうとすぐ、10分程で、「ひのやくし」の停留所につきました。

 

 



着いたバス停は、日野薬師
この停留所の先は道幅が狭く、すれ違えないほどでした。 


さっそく、門から阿弥陀堂が見えました。

 

 
国宝 法界寺阿弥陀堂
 


国宝 阿弥陀堂

屋根は檜皮葺、外から見ると二階建てにも見えるが、ひさし(裳腰)があるためで、
実際は一階建てである。屋根の形がめずらしくピラミット型で宝形造り、建物も正方形になっている。建立は鎌倉時代初期とされています。

内陣には、国宝阿弥陀如来座像が安置され、内陣天井に重要文化財に指定されている壁画は、完全なものとして日本最古のもので、日本絵画史上貴重なものであるそうです。
2.8メートルの阿弥陀如来座像に魅せられて、この絵は見逃しそうになってしまいました。
 

重要文化財 本堂 薬師堂

法界寺の本堂は薬師堂です。重要文化財に指定されています。
現在の建物は、明治時代に奈良県の伝燈寺本堂を移築したものですが、室町時代の建物だった様です。屋根は本瓦葺で、真言宗密教道場の雰囲気があります。

薬師堂の内陣厨子に安置されている本尊は、80センチの薬師如来立像(秘仏)です。
その両脇の厨子には、十二神将(非公開)が祀られておりますが、どちらも重要文化財ですが見れません。
 

 

京都のお寺というと庭に魅せられますが、このお寺はあまりこだわっていないようです。
庭ではなく池かもしれません。

 
  日野誕生院

親鸞聖人は、ここ法界寺で誕生とされています。当時は、このお寺も阿弥陀堂をはじめ、五大堂・三重塔・観音堂・地蔵堂など七堂伽藍の威勢があったどうです。

法界寺の裏手になりますが、幼稚園があり、日野誕生院があります。

浄土真宗本願寺派
本願寺別堂の日野誕生院が建てられています。 
 

 

長明の日野の山中の方丈庵跡に行きました。

ところどころに「是より500メートル」「300メートル」などの標識もあり、その先は山中になりました。結構人気もないこんなところ???というぐらいのところです。

さほど傾斜があるところではないのですが、昔は今ほど住宅もなく、こんな奥に引きこもらなくてもよいのではないかと思うくらい現代でもひっそりとしているところです。
そこの大きな石があります。その上に長明方丈石という石標があります。
その先は急斜面にjなっていますが、実際にはどこに庵が建てられていたか?この石の上かとも思いましたが違うようです。


方丈庵

  

 


 


 

帰りは
バスが1時間に1・2本だったので、地下鉄石田駅までのんびり歩きました。
15分〜20分ほどで着きましたが、地下鉄のため駅もわかりにくいところにありました。




そんなこんなで、日野を後にしました。
来週には、法界寺の裸踊りの祭事があるようです。