広島市の友人に言わすと福山は岡山よりなので同じ広島でも隔たりがあるらしい。そんなことを思い出しながら福山駅を降りた。人通りも多く都会である。
駅から歩くと距離的に30分以上かかりそうだったが、雰囲気を味わいながら歩くことにした。
ただ、歩いてみると帰りはしんどかった。逆に行きは、はじめていくところなのでわくわく興味をもちながら歩いたのでさほど疲れは感じない。いつものことだ。
途中に芦田川を渡る。「草戸千軒町遺跡」この川の底に町があったらしい。鎌倉後期から室町時代のころの都市が川の底に沈んでしまったということだ。昭和5年に川の改修で発見されて、昭和36年に発掘調査が行われた。そっくり都市が残っていたことから「東洋のボンベイ」称されていると五木寛之は百寺巡礼の本で言っている。
川を渡った橋から、やけに目立つ一角がある。赤い建物と赤い橋。
草戸稲荷神社である。過去はこれからいく明王院のお寺と神社が一体であったのであろう。
この神社が変わっている。
3階建てのてっぺんに本殿がある。
拝殿は一階。この神社が昔から三階建てだったはずはないが、神社の建物としては初めてお目にかかった。
その目立った神社の隣にひっそりと明王院があった。
国宝が五重塔と本堂、その他にも施設があってしっかりしている。
国宝明王院 本堂
五重塔は1348年に建てられた。
どっしりとした品格のある五重塔である。
七福神がお寺の裏に当たる池の周りにあった
帰りは時間もあったので、駅前の福山城に寄った
中はコンクリートで再建されたものだった。
外観は写真の通り、美しいつくりである。残念ながら人影はまばらであった。
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