五木寛之氏の「百寺巡礼」全十巻
第八巻 「第79番 浄土寺」で書かれている「海の見えるお寺」
「海の見えるお寺」のイメージを膨らませて期待して、お寺の間近かに、海がある想像で行ったが、確かに海は見えるが、それほど間近ではなかった。
浄土寺の場所は、広島県尾道市 尾道駅から海沿いを歩いて約30分だが、途中、商店街や町中を歩いて行ったので さほど距離や時間が気にならずに着いた。
はじめにお寺の前に来て驚いた。
写真でわかるように、目の前に信号で信号を渡ると、浄土寺の門から、なんと電車のガードをくぐるのである。そのあとに境内に向けての階段をのぼることになる。正面から見ると異様な感じがした。 鉄道の線路の方が、浄土寺より、後にできたはずだあるが、 この鉄道なんとかならなかったものか?と自分なりに考えたが、いいアイデアは浮かばなかった。
「海の見えるお寺」のイメージで来た自分としては、かなりショックを受けた。
浄土寺正面
鉄道の下をくぐり、階段を昇り、境内に足を踏み入れた。
どこのお寺に行っても最初にお寺の雰囲気が気になるものであるが 、浄土寺では、ハトに餌をあげている人、また、日向ぼっこしているひと、お参りしているひと、観光客で写真を撮っている人、結構にぎわっていて庶民的な雰囲気である。
ハトに餌をあげる人も多いため、たくさんのハトがいた。
地元の人も入れ替わり多く来ていたことから、地元の庶民的なお寺に感じた。
五木寛之はこの眺めから「海の見えるお寺」といったのかもしれない。
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